ひよこ豆 〈61号;#01〉
- ひよこ豆、別名エジプト豆。
日本でもスペイン語名であるガルバンソ(garbanzo)とも呼ばれポピュラーになってきた豆です。 - 西アジアの原産であるこのひよこ豆は、特に古代エジプトで盛んに栽培されインドそして地中海ヨーロッパを中心に広く、1万年近くの長い間栽培されてきました。
- 栗豆と呼ばれもするようで、なるほど栗にも似たホクホクした食感のおいしい豆です。
- ひよこ豆のカレーやつぶしてコロッケのように揚げたり、サラダなどが日本では一般的です。
しかし、わたしの一番気に入っているのはひよこ豆をただ塩茹でしただけのもの。
青い大豆を塩茹でした「ひたし 豆」は食べ始めるとあとを引きますがこれも同じ。なかなか止まりません - まずたっぷりの水に浸し一晩から一昼夜。水を吸って十分に膨らむまで待ちます。
- 火にかけ、一度煮立ったら茹でこぼしてアクを流します。(この工程はなくても構わないですが、そのままだとお腹にガスが溜まりやすくなるのだとか)
再び豆より5センチぐらい上までの水で火にかけ、沸騰したら多めに塩を入れて、コトコトできるだけ豆が踊らないようにしながら好みの柔らかさになるまで煮ます。もしお湯が減ってきたら豆が頭を出さないようにお湯か水を加えてください。圧力鍋でもいいです。
茹で時間は元の豆の状態や浸水の具合でも変わりますが、1時間前後はかかります。 - だいたい茹で上がったらそのまま茹で汁につけた状態でさまします。
- 食べる時、たっぷりと胡椒を挽きかけて食べてみてください。もし塩加減が足らなかったら食べる時に塩をふって。
保存は冷凍で大丈夫です。 - イタリアでは塩の他につぶしたニンニクとたっぷりのハーブ類をいっしょに入れて茹でるということです。ためしてみましたが、塩だけの方がひよこ豆の味はよいように感じました。
- お酒の飲めないわたしにはおやつ代わりですが、ビールやワインなどのつまみとしていけると思います。
- またつくろう。こんどはコーヒーとではなく、ジャスミン・ティーを飲みながら食べることにしよう。
- 2011年2月11日を記憶にとどめつつ 堀哲郎
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